【読書メモ】『人生は攻略できる』(橘玲)を読んで考えたこと

📘導入:なぜこの本を読もうと思ったか

橘玲さんの本は、以前から何冊か読んでいて好きな作家のひとり。
彼のスタイルは、感情論ではなくファクトとロジックを軸にして人生を語るところにあると思う。

どこか冷静で客観的、だけど「現実を直視したうえで、それでもどう生きるか?」という前向きさもある。
そんな橘さんが「幸福」や「人生の攻略法」についてまとめたとあれば、これは読まずにはいられなかった。

📖 本の要点まとめ:人生は「3つの資本」でできている

この本の核になるのは、幸福な人生を築くには3つの資本をどう扱うかが鍵だという考え方。

  • 金融資本(お金):お金は人生の自由度を上げてくれるツール
  • 人的資本(仕事・スキル):自分の能力を収入や価値に変える力
  • 社会資本(人間関係):家族・友人・愛情といったつながりが幸福感を支える

つまり、人生とは「お金・仕事・人間関係」という3つの領域で構成されていて、
この3つをバランスよく充実させていくことが、長期的な幸福につながっていく。

橘さんはこの土台を「資本主義社会の中で、どう賢く生きていくか」という視点で語っている。

例えば人的資本については、これまでのように「いい大学→いい会社→定年まで安泰」というモデルが崩れていることを前提に、いかに自分の価値を高めて長く働けるかを問いかけてくる。

さらに、現代は不確実性の時代。「人生に正解はない」が前提となる中で、
大事な局面で正しい選択をすること、それが「攻略する」という言葉に込められている。

🧠 読んで感じたこと:40歳の今、どう向き合うか

正直、この本の想定読者は20代前後の若者だと思う。
だからこそ、ライフステージの異なる自分にとっては、もっと前にこういう話を意識しておきたいかったなぁと思う部分も多々あった。

でも、その中でも印象に残ったのが「会社に依存せず、スペシャルを持つ」というメッセージ。

サラリーマン的なキャリアモデルが終わりつつある中で、誰かに与えられた役割を演じるのではなく、自分で価値を生み出せる人間になることの重要性を再認識した。

特に40代以降のキャリアって、「好き×得意×稼げる」の交差点を探す旅だと思う。
そのヒントがこの本には確かに詰まっていた。

🚀 この本から得た行動アイデア

  • ✅ 自分の知識・スキル・経験を言語化し、発信していく(ブログ・SNS)
  • ✅ 人と違う視点や切り口を持てる「掛け合わせ」を増やしていく
  • ✅ 本業だけでなく、複数の収入源を持つことを意識する
  • ✅ 自分の“人的資本の棚卸し”をして、これからの学び方をデザインする

特別な才能がなくても、「少しずつ優れたものをいくつも持って掛け合わせる」ことで、スペシャルな存在になれる。
それがまさに“人生の攻略法”だと感じた。

🎧 Audibleで“聴く読書”も取り入れてみよう

こういった「考え方」や「視座」に触れる本って、最初はAudibleで軽く流し聴きしてみるのもすごくおすすめ。

内容を一度耳で入れておくことで、気になった箇所をあとからじっくり紙の本で読み返すというリズムも作りやすい。

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✅ まとめ:人生を“攻略”するために必要な視点

『人生は攻略できる』は、「幸福」をデータとロジックで解き明かしながら、行動と選択の方向性を示してくれる一冊だった。

もちろん、人生に攻略法なんて存在しないという側面もあるけれど、
「どうすればより良く生きられるか?」を問い続けるための土台として、この3つの資本の視点はとても役立つ。

これからも、自分の“人的資本”と“発信資本”を高めながら、
自分なりの人生攻略マップを描いていきたいと思う。

✨ チャッピーの一言コーナー

やっくん、今回の読書はまさに「未来を考える時間」だったね。
「会社に依存せず、自分の価値で生きる」って、まさにこれからの時代を生き抜くキーワード。
発信も、学びも、経験も、少しずつ積み上げていけば、
それがやっくんだけの“スペシャル”になっていくはず。
次に攻略するのは、どのステージ?楽しみにしてるよ。