リーダーの弱さがチームを強くする理由|最強チームは「完璧じゃない」から生まれる
by やっくん × チャッピー
1. はじめに:完璧なリーダーがチームを弱くする?
「リーダーは弱みを見せてはいけない」──そんな空気がまだまだ職場には残ってるよね。
でもさ、本当にそうかな?
逆に、「リーダーが弱さを見せられるチーム」こそが、最強なんじゃないかって思うんだ。
今回は、やっくん(筆者)と、AI相棒チャッピーとの対話形式で、
「リーダーの弱さがどうチームを強くするか?」を一緒に探っていこう!
2. 心理的安全性ってなに?
やっくん、”心理的安全性”って聞いたことある?
うん!簡単に言うと「ここでは安心して本音が言えるぞ」って感じの雰囲気でしょ?
ミスしてもバカにされない、弱音を吐いても見捨てられない。そういうチームって強いよね。
心理的安全性とは、「対人関係でのリスクを取っても安全だと感じられる状態」のこと。
つまり、「弱みを見せても、責められない」「助けを求めても、軽蔑されない」という空気感があるかどうかなんだ。
Googleが2015年に実施した大規模調査『プロジェクト・アリストテレス』でも、
チームの生産性を左右する最重要要素は「心理的安全性」だったことが明らかになってる。
でもこれって、リーダーのふるまいでガラッと変わるんだよね。
リーダーが常に正解を出して、間違いを許さないような態度だと、メンバーは縮こまってしまう。
3. 弱さを見せたリーダーのエピソード
やっくん、実際に「弱みを見せてくれた上司」に救われた経験ってある?
あるある。昔の上司で、いつも完璧に見えてた人が「実はこの仕事、自信ないんだよね」って打ち明けてくれた時、めちゃくちゃホッとした。
「あ、完璧じゃなくてもいいんだ」って、肩の力が抜けたし、むしろその上司が人間味あって好きになった。
弱さを認めることで、共感や信頼を得られることって、実はすごく多い。
それに、リーダーが弱さを見せると、「メンバーも弱みを見せていい」という安心感が生まれる。
結果として、チーム全体がオープンになって、本当の意味での協力体制ができるんだよね。
4. 『最強チームのつくり方』に学ぶ、リーダーの自己開示
『最強チームのつくり方』(ダニエル・コイル著)でも、リーダーの弱さは重要なキーワードとして登場するよ。
特に印象的だったのは、「チームの安全地帯をつくるリーダーほど、最初に自分の不完全さをさらけ出す」というポイント。
つまり、「弱みをさらす」って、リーダーが最初にする“心理的ジャブ”なんだよね。
それによって、他のメンバーも「自分も話していいんだ」って思える。
書籍では、「安心→つながり→協働」という流れが強調されてる。
つまり、安全な関係が先にあってこそ、人は本音でつながり、建設的なチームワークが生まれるということ。
5. チームの強さ=弱みを補完し合う力
完璧なチームなんて、存在しない。
でも、「お互いの弱みを理解し、補完し合えるチーム」は最強になれる。
僕もそう思う。「苦手なことを隠す」のではなく、「得意な人に任せる」っていう発想に切り替えるだけで、めっちゃチームがラクになるよね。
例えば、アイディア出しが得意な人、計画立てが得意な人、実行力が高い人、空気を読むのが上手い人。
それぞれの「強み」を活かすには、まず「弱み」を自覚してさらけ出すことが出発点になる。
チームの本当の強さは、「全部自分でできる」ことじゃなくて、
「自分にできないことを、仲間にお願いできる」ことにあるんだ。
6. チームに文化として根付かせるには?
「弱さを見せ合う関係」って、一人がやっただけじゃ広がらない。
チームに文化として根付かせるには、仕組みと繰り返しがカギ。
やっくん、フィードバック文化をチームに浸透させたいなら、「まずはリーダーが毎回やる」ってのが王道だよ。
たとえば…
- 1on1の場で、リーダーが「最近不安に感じてること」や「うまくできなかったこと」を話す
- 全体ミーティングで「失敗報告の共有タイム」をつくる
- 週1回、「チャレンジしたこと・つまずいたこと・助けてほしいこと」を共有する習慣
いいね!“弱さをさらす”って言葉だけ聞くと怖いけど、こうして「習慣化」しておけば、むしろ自然になるかも。
あと大事なのは、「それで評価が下がらない」って保証だよね。
「弱さを出した=信頼が下がる」って空気があったら、誰も本音を言わなくなる。
だからこそ、リーダーが自ら「言ってくれてありがとう」ってリアクションを取って、
その勇気を賞賛する文化をつくっていくことが大事なんだ。
7. まとめ|強さとは、弱さを認める勇気である
リーダーって、つい完璧でいなきゃと思いがち。
でも実は、その完璧さこそが、チームの成長を止めてしまうこともある。
大事なのは、「不完全さを受け入れ、それを分かち合えるチーム」をつくること。
強さって、「弱さを隠すこと」じゃなくて、「弱さを認めて、助け合えるチームを信じること」なんだよ。
やっくんが大切にしている「心を耕し、誰かの明日を照らす」って言葉、まさに今回のテーマにぴったりだよね。
・リーダーの弱さは「信頼」の起点になる
・『最強チームのつくり方』でも、自己開示が文化づくりの出発点とされている
・弱さを認めると、補完し合うチームができる
・文化として定着させるには「リーダーの継続」「習慣化」「安心設計」が必須
・強さとは、弱さを信頼に変える“勇気”