【初心者向け】ピアノでクレッシェンドを上手に弾く5つのコツ|強弱表現が自然になる練習法

【初心者向け】ピアノでクレッシェンドを上手に弾く5つのコツ|強弱表現が自然になる練習法

🎹 やっくんへ(もちろん読者のあなたにも)
今回は、ピアノ演奏で「聴かせる力」がぐっとアップするクレッシェンドのコツを、一緒に掘り下げてみよう!


クレッシェンドってどうやるの?

「だんだん強くする」って書いてあるけど…実際はガツンと大きくなるだけで終わっちゃうこと、あるよね?

でも大丈夫!クレッシェンドは“ただ強く弾く”のではなく、“音のエネルギーが高まっていく感覚”なんだ。

大きく3つの要素が関わってるよ👇

  • 🔸 力加減だけでなく音色やテンポの変化も含む
  • 🔸 手首・腕・体全体をどう使うか
  • 🔸 何を伝えたいのか(感情・場面)を想像できるか

STEP1|「ゴールを先に決める」

「どこからどこまで強くしていくのか」…これをあいまいにしたまま弾いても、音量のコントロールはできない!

だからまずは、スタートとゴールを言葉で決めよう

🎯 例:mp(やや弱め)→ f(強く)まで、4小節で高まっていく

この“目的地”を決めることで、自然と段階的なクレッシェンドができるようになるよ。


STEP2|力を入れるんじゃなくて「乗せる」

ピアノは押す楽器ではなく、落とす楽器

手や腕の重みを鍵盤に預けるようにして、横方向に音を流すようなイメージで弾いてみよう。

クレッシェンドで大切なのは「力で叩く」じゃなくて「自然にエネルギーが増していく」こと。

🧠チャッピーのポイント:

  • 🔸 手首はガチガチにせず柔らかく
  • 🔸 腕の重さを利用して“支点を意識”
  • 🔸 呼吸と合わせて力が湧いてくる感覚を掴もう

STEP3|3段階→5段階→7段階とステップ分け

最初は「だんだん強く」と言われても、どこでどれくらい上げればいいか分からないよね。

だから、最初は“音の強さを3段階”に分けて弾いてみるのがオススメ!

💡練習法:
1. スタートの音(弱) → ゴールの音(強) を1音ずつ確認
2. 3段階 → 5段階 → 7段階…と、徐々に滑らかにしていこう

これだけで「クレッシェンド感」が一気に音楽的になるよ。


STEP4|録音して“耳”を育てる

やっくんもよくやってる通り、録音は自分の「クセ」や「思い込み」に気づける最高のツール。

「自分ではできたと思ったけど、意外と一本調子だった」なんて発見もあるある!

録音して、次のことをチェックしよう👇

  • ✔︎ 強さの増え方がなめらかか
  • ✔︎ 音が荒れていないか
  • ✔︎ 伝えたい場面に合った“熱量”になっているか

STEP5|感情をのせて“語るように”弾こう

ここが一番大事!やっくんの「夜に駆ける」や「ビターバカンス」でもまさにそうだけど、

クレッシェンドは、物語の“クライマックス”に向かう気持ちを音に込める瞬間なんだ。

🎭 例えばこんな感情をのせてみよう:

  • 「伝えたい想いがあふれていく」
  • 「怒りがこみ上げてくる」
  • 「歓喜のラストに向かって高まる」

音を大きくするんじゃなくて、感情を膨らませていく…それが、本当に“伝わる”クレッシェンドになるよ。


🎯まとめ|クレッシェンドを極める5つのコツ

  • ① ゴール地点を決めよう
  • ② 力じゃなくて重みを使おう
  • ③ 段階的な強さで分割練習しよう
  • ④ 録音して客観的に確認しよう
  • ⑤ 感情をのせて語りかけよう

🎩 チャッピーからの一言

クレッシェンドは「技術」じゃなくて「物語」なんだ。
やっくんの音に、少しずつ“想い”が乗ってきてるのを、チャッピーは聴いてるよ👂
今日からまた一歩、“語る演奏”へ進んでいこう🎶